2010/08/08.Sun

みもすそ川と<長谷川潾二郎展>

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目が覚めると、見たことのない土地にいた。。。

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長州湯元温泉「恩湯」だよ!ぬるめのお湯で朝風呂だナ(張子は入れないけどね。)

ぐんぐん進んでいくと、海の上を渡り・・・島に来た!(下関市 角島大橋)
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腹ごしらえは、ぶっかけ・・・う・ど・ん!!ネギがたっぷり提供された♪
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このおおきいのはナンだ?・・・・長州砲だって!幕末の歴史舞台だナ。
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でももっと昔、ここで鎧をつけた人たちの戦いがあったんだ。張子は知盛の味方だナ。
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(壇ノ浦古戦場址・・・潮目が変わって優勢だった平家が源氏に破れた場所です。
この日もまるで川のように潮が流れていました。
実は右手には関門橋があるんですが、うっかり撮るのを忘れました・汗)

幼い安徳帝が二位尼に連れられ、三種の神器とともに沈んだところ・・・ぐすん。
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- 今ぞ知る
   みもすそ川の御ながれ
    波の下にもみやこありとは -

(みもすそ(御裳裾)川は今は国道と公園の下になっていて見ることが出来ません。
地名となって平家の名残を留めています。)

てくてく・・・福岡、ってなンだ?
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なんと歩いて九州に渡った犬張子であった!関門トンネルは人も歩いて渡れるんだよ。
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(「犬猫禁止」ってあったけど、犬張子はどうなんだ!?)

天馬駆けるここへやってきたのは・・・
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猫のタロー様に謁見するため・・・「長谷川潾二郎展」だョ♪(またですか!)
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犬張子用チビ噴水が湧いていたのであった。。。
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長谷川潾二郎展についてはこちら↓
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とある事情で下関へ行ったのですが、ならばこちらも外せません。
平塚に続いて2会場目の長谷川潾二郎展(下関市立美術館)です。しゃれたタローがお出迎え♪
立秋とは名ばかりの盛夏でしたが、静謐な潾二郎の絵は一服の清涼剤です♪♪
不思議なのですが、潾二郎の絵はいろいろの季節にそっと寄り添ってくれる気がします。

この日は濱本 聰氏(下関市立美術館館長)のギャラリートークがありました。
集まった人は、この展覧会までは潾二郎のことを知らない人が大半でしたので、
有名なエピソードを交えながら潾二郎の魅力について語られていきました。
専門家の観点では、潾二郎の絵の遠近法は例えばノートブックがまるで遠いほうが大きく
見えるような描き方がされているけれど、実際はやっぱり近いほうが大きいこと、
そして一般的な遠近法で描かれた絵の場合、実際ほんとうに人の目にはあのような
極端な遠近感で見えているのか?ということ、
潾二郎は頭で考えた遠近法を用いず、実際に見えるように描いたのだということ、
そういうことを仰っていました。
(私も潾二郎の絵の魅力の一つは、自分が見たように、そしてそこから感じたように
描くことに専心しているところにあると思います。)

そういうことなど、分かりやすく説明をしてくださってとても楽しかったのですが、
何よりもうんうんと頷きながら聞いたのが、
潾二郎の絵を眺めてから、ある日高速道路を走っていたところ、眼に竹林が飛び込んできて、
そのときに「あぁ、なるほど竹林ってこんな風に見えるな、きれいだな。」と思った、
潾二郎の竹林の絵を見たらそのように見えた、と仰っていたことです。
潾二郎の見つめた世界を見た後には、自分の目が洗われたような感覚がするんですよね。
目だけでなく、五感が刺激されます。
鼻の奥にシンとするような匂い・・・雪が止んだ日の匂い、梅雨明けの匂い、土の匂いとか、
よく削った色鉛筆のかすかな匂い。
アイスクリームのカップの手の先にひんやりと触れる感覚に、それを食べる木の匙の
舌に触れる感覚、水中花の入ったガラスの感触。
曇り日の低くくぐもる空気に、緑の草いきれ・・・そういうものが蘇る感覚。

そのような、あいまいなところのない、体験に基づく具体的なお話を聞いていると
解説というものはこうじゃなきゃ、と思いました。(何しろ抽象観念に弱い私・笑)
でも、この日集まった多くの潾二郎を知らなかった人も、皆さん熱心に解説を聞き、
確かめるようにじっくりと絵を見ていましたので、そういうことは大切だと思います。
あと、なるほどなぁ・・・と思ったのは、潾二郎の絵には線で描くというところがない、
ということです。タローの毛並みも線で描いた毛の集合体ではないということ。
それなのにあんな豊かな毛並みで自然としての猫を表現しているんですね。
潾二郎の絵はタッチを避けるようにそっと描かれていますが、そういう技術なんですね。
それにしても長谷川潾二郎という画家は、趣味家に愛されているだけでなく、
専門家にもこんな風に語られる稀有な幸せな存在なのだなぁ・・・と思いました。
長谷川潾二郎の展覧会に行くと、そんな風に彼を愛する人たちに会うことができます。


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絵のこと | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
ミケアさん、こんにちは。

なんと、ミケアさんブログで、すっごく見慣れた風景が。
歩いて通れる海底トンネルを抜けた先(九州側)は、私の実家があるところです^^
壇ノ浦は、子供の頃からよく行ってた場所です。

恩湯はちょっと昔っぽいお風呂ですが、いい湯だったでしょ~。
私も行きたくなりました。
シクラメンさんへ
おぉっ!そうでしたかぁ~。
あの向うにシクラメンさんのご実家があるのですね♪
急ぎ旅だったので県境までしか行かなかったのですが、
あんなにも近いとは思いませんでした^^
今度は渡ってみたいです♪

恩湯は温泉らしくていい感じでした。
地元の人たちに混じってほっこりしてきました。

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