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2010/09/24.Fri

宿題 (琉球漆器 茶托)

古いものを探すようになったのは、美味しいお茶が飲みたかったことから始まりました。
日々ゆったりとお茶をいただいたり、ちょっと庭の花を挿して眺めたり、
そういう大切な時間にこんなものがあればいいなと思ったものが古いものだったのです。
さて、お茶が好きだけれど茶道と云われるものには無縁の私、
生意気にも小さな籠の煎茶道具一式を持っていて、なんとなく仲秋の名月に合わせ
飾ったりして愉しんでいます。
これを手に入れたときのこと・・・

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この煎茶道具を見つけたときは、今ほど沢山骨董を見ていたわけではありませんでした。
でもちっちゃくて、凝った細工のそのお道具を見た途端、欲しくて欲しくて仕方なくなったのです。
一日ドキドキしながら考えて、ついにあきらめ切れずにフェアをやっていた会場に行き、
「あのぅ・・・これください!!」意を決して言いました。
今思えばなるほどお茶人だなぁ、という風貌の主人はそのときは仰天したそうです。
どちらかというとブランド品でも買いそうな年頃のおねえちゃんがこれをくれと云うのか?
という衝撃のせいでちょっとおかしくなった・・・とは主人の弁で、
何故かその後も、そんなに儲けられない上客とはいえない私に色々分けてくれるようになりました。
良いものがないときは「今日はあんたに向きのものはない」などとのたまいます。

さて、そのときに「この道具には揃ってないものがひとつあってな・・・」と
宿題を出されたのが、茶托でした。
小さな錫の茶托などは、煎茶道具としていろいろ流通しているのですが、
この凝ったお道具を組んだ先人も喜んでくれそうな、可愛らしいものを見つけたく。。。
ある時、偶然みつけたのがどこのものかは分からない漆の茶托でした。
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中国の堆朱の手法で作られているとはいえ中国のものではなさそうだなぁ、と思っていると
随分経ってからやっと琉球漆器と分かったのです。
(でも沖縄・浦添の美術館で漆器のコレクションを見たときにはこういう手法のものは
見つけることが出来ませんでしたが。)
漆なので軽くて煎茶籠向きかなと思うのですが、果たして宿題は合格点だったのでしょうか。

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ものたち | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
私がもつ琉球漆器のイメージとは、ちょっと違うけど、
ミケアちゃんの探究心はあなどれないからそうかもね。
渋いんだけど、形がかわいい・・・
裏も凝ってるね。
私が言っても説得力に欠けるけど(笑)、“合格”でしょう!!
りぃこちゃんへ
渋カワでいかにも大人のおままごとにいいでしょ♪

> 私がもつ琉球漆器のイメージとは、ちょっと違うけど
そうなんだよねぇ~浦添にはこんなんなかったし・・・。
実は少し疑念もあるのよ。
これと全く同手の菓子皿が「琉球漆器」として伝世していて、
なのでこれも琉球漆器という判断なのだけど、
琉球は貿易国だったから、中国の堆朱を日本に売って、
それで日本では琉球漆器として流通したかもしれないしね。
でも中国のものにしては可愛らしすぎる気が。
(裏の輪繋ぎ文なんて、いかにも日本注文っぽいし。。。)
おそろの菓子器欲しかったんだけど、
そちらはびっくりするようなお値段で断念しました(笑)

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