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2010/11/02.Tue

同行二人(生誕100年特別展 白洲正子 神と仏、自然への祈り)

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10月30日は、お友達とのんちゃんと白洲正子さんの生誕100年展を見に
滋賀県立近代美術館に行ってきました。
(近江は白洲正子さんの著作のキーワードのひとつですので、そのゆかりでしょうか。)
感想は後ほど。。。

帰りはお友達推奨の「ビストロ ルポルポ」さんでフレンチのランチを♪
¥1,260のランチコースをいただきましたが、美味しくって量も十分で満足でしたぁ~。

前菜は秋刀魚と秋茄子・・・秋の味覚もフレンチになるとこうなるのね♪
スープは野菜たっぷりのミネストローネ。
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メインはお魚をチョイス、ふわふわのムースのついた舌平目。
デザートは温かなパンプディングです。
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撮り忘れちゃったのですが、自家製と思しきパンがまた美味しくって、
満腹になりました~。

「ビストロ ルポルポ」さん、予約が無難なようです。
(草津市若草1丁目6-7 TEL:077-566-2680)

さて、白洲正子展です♪
入り口から入ると、まず大型のスクリーンに映し出された那智の滝の映像・・・。
「あぁ、始まりだ・・・」と期待に胸が踊ります。
那智の滝は西国三十三ヶ所の一番札所、青岸渡寺ゆかりの滝です。
(元々は那智の滝をご神体として、ここが信仰の地となったのです。)
ここから白洲正子さんとの道行きで、日本の自然と信仰を巡っていきますよ、
という合図なのですね。

展覧会は、「自然信仰」「かみさま」「近江山河抄」「西国巡礼」「かくれ里」と
いう風にいくつかのテーマに分かれながら、白洲正子の著作からの抜粋とゆかりの美術品で
巡っていきます。
日本人の信仰が自然とのかかわりの中で生まれ、日本の「かみさま」への信仰、
仏教伝来の後に本地垂迹(神仏習合)となり、山岳信仰や稀有の僧・明恵上人の信仰などに
展開していくさまが数々の美しい展示品で示されています。
以前愛知万博の記念展として行われた「自然を巡る千年の旅」展も
日本中の素晴らしい美術品たちのつくる悠久の時の流れを目の当たりにして感動しましたが、
規模は小さくても、これだけの稀有な美術品を、あるひとりの美意識を持って
追っていくことができるのは、なんという幸せな時間なのか・・・。
白洲正子の功績は、これらの著作によって、日本人の心の奥底に深く根を下ろす信仰を、
誰にでも分かるように目の前に拡げてみせたということだと思います。
そのことが何より偉大だったのだと、この展覧会の企画に関わったお孫さんの白洲信哉氏は
言いたかったのだと思います。
それにしても、ここまで「美術品」と言ってきましたが、大半の展示は仏像など
信仰の対象のもので、これだけのものを借りるのはさぞかし大変だったのでは?
と思いました。
博物館所蔵のものならいざ知らず、寺社の所蔵のものが多かったのでなおさらです。
そういうことも、この展示の趣旨、彼女の功績が受け入れられたからではないかと思うのです。

さて、展示品はほんとうにどれも可愛らしい、昔の日本人は自然を愛し愛された
人たちだったのだなと思いました。
曼荼羅には山に針葉樹や桜、紅葉が生い茂り、川や滝があり、動物もいる・・・。
仏像や神像は一木造りで、まるで木の命を彫り出したかのような、内側からの
温かなエネルギーがあらわれたような姿。
「可愛らしい」というキーワードは語弊があるので、白洲正子の言葉を借りれば
「うぶ」さといったほうがいいかもしれません。

滅多には見れないであろうけれど一度見たかったものが一堂に会していました。
国宝、熊野速玉大社の彩絵檜扇や、雪野寺跡出土の童子の塑像断片、
高山寺の神鹿一対、岐阜・日吉神社の木造十一面観音坐像・・・
個人蔵のものも、白洲正子が最後に愛していた北魏の石仏などなど。
一方、滋賀展では展示されずに残念なのが、日月山水図屏風や、明恵上人樹上座禅像、
高山寺の子犬などなど。。。

あぁ、なんだか書くときりがないので、この辺でとどめないと。
機会があれば見れなかったものたちを見にいきたいです。

おまけですが、滋賀の近代美術館は日本美術院系の近代日本画に力を入れていて
この日の常設展示も横山大観とその周辺を扱っていました。
冨田渓仙、今村紫紅、牛田けい村などなど、大正時代のいい画がたくさんありましたが、
あぁ、ここにあったんだ・・・と感動したのは
速水御舟の「洛北修学院村」。才能のほとばしる、若い画。
大正時代って時代そのものが青春のようで、この頃の画家達の情熱には圧倒されます。
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