2011/02/01.Tue

2月1日に (谷中安規と加藤太郎に)

blog 6668

昨日、ちょびっと無理をして手に入れた図録が届きました。
「谷中安規の夢 シネマとカフェと怪奇のまぼろし」(2003年)いいタイトルだな。
もう7年ぐらい前のものですが、会期中から入手困難になるほどだったそうで、
谷中安規の図録の決定版といえるのではないでしょうか。

さて、じゃあ先日の古本屋めぐりで安規の図録を買うこともなかろうとは
おもうのですが・・・
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こちらは白黒の感じがいいんですよぉ♪(ま、結局のところ安かったのだが。。。)
私の中の安規は、やっぱり白と黒のイメージなので、この質感はなかなか好み!
(しかもこちらは薄めのなので、ベッドでごろごろしながら見るのにぴったり!!)
お高いほうの図録は新しいのでカラーが美しく、「谷中安規のすべて」という感じです。

さて、谷中安規をもっと知ろうと思い立ったのは、いちまい彼の版画を手に入れたからです。
現物についてはいずれ書くかもしれませんが、こんなの↓です。
blog 6671

あまり予備知識もなかったのですが、安規らしい白と黒で、なんとなく
彼の輝かしい(というのは私の思い込みか)昭和8年前後のものかなぁ・・・と
思っていて、探求の虫が騒ぎ出したわけです。

そういう時に思い立って古屋さんに行くと、不思議なことにこんな風に図録があって、
ちゃんとこの絵には「昭和8年」と書いてあったのです。

嬉しくなって、今度は昨日届いた新しいほうの図録を見ると、
- 『版芸術』第11号 1933(昭和8)年2月1日発行 -
とありました。
あ、明日でこの版画が世に出て78年なんだ・・・
なんだか、遠い世界から「どうか思い出してね」と便りをもらったように思いました。

さてお昼休みに、先日古本屋さんで買った「異端の画家たち」(匠秀夫編)の
加藤太郎について追記されたところを読んでいました。
洲之内徹も書いていた、僅かに残っていた彼の遺作が大半失われた経緯などが
これに書かれていて、痛ましいものでした。
最後に、彼の死の直前の葉書の文面が転記されていて、体調のせいで思うように
制作が出来ないもどかしさが伝わってくるものでした。
葉書の日付は、(1945年)2月1日、木。

加藤太郎、1915年~1945年を東京で生きて、結核で死んだ。
谷中安規、1915年、18歳で上京し、1946年に餓死した。

先日の展覧会の図録『日近代の青春 創作版画の名品』(加藤太郎も載っています。)
blog 6686

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