2011/02/13.Sun

桑の木 (小村雪岱 団扇絵「月」(木版・高見澤研究所?))

先日の天神橋筋探検での企画、「額縁屋さんでがらくたをカッチョよくしてもらう」で
鮮やかに蘇った、小村雪岱の団扇絵「月」の木版(エスタンプ)です。
雪岱の江戸の粋を生かそうと、モダンな雰囲気のある額縁をのんちゃんと選んだのですが、
桑の木製で、それがなんとなく江戸情緒には合っているようでお気に入りです。

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雪岱画の木版によるエスタンプは、戦中と、戦後(昭和30年代)に
高見澤研究所とアダチ版画研究所で作られていて、この「月」は確か
高見澤研究所のほうだったのでは?・・・と思います。
紙質などから戦後のバージョンらしい、ということなのですが、これには少し
問題があって、通常「雪岱」の朱印も一緒に刷られているのですが、それがありません。
あるべきエディションNo.もなくて、古いお家から当時のものと思われる額に入って
出てきました。
もしかすると試し刷りとして関係者のところにあったものなのかもしれません。
(「お傅地獄」の刺青の図も一緒にあったそうです。)
とはいえ、雪岱の面相筆の線の特徴を佳く再現できている版画で、印がないせいか
気軽に楽しめるお値段でしたので連れ帰ることにし、傷んだ古い額をどうしたものか、と
思案していたところだったのです。

マット紙の色は結局無難な白系統にしたのですが、襟の桜色を取ってこようか、
お店の人には帯や紅の色でもいけるよと言われ、それも面白いか、と悩み・・・。
でもいつでもマット紙は模様替えしてもらえますものね♪

絵はピンストライプ?の着物を着たおきゃんな江戸美人が松葉散り敷く地面に屈み、
月が映す雲の影を見つめている図です。
描かれていない煌々たる雲間の月が想われる、佳い図柄です。

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