2011/10/12.Wed

秘蔵のがらくた (初期伊万里呼継染付菊桜丸文盃)

この間から、ブログのテンプレートをちょこっと模様替えした。
ついでだからと、過去記事にユーザータグをつけているのだが、これがなかなか終わらない。
(まだしばらく続きそう・・・涙)
私の「もの」たちにタグを付けながら、ふと思ったのは『秘蔵のがらくた』シリーズ。
「もの」の市場価値も知らないわけではないのだけれど、それを抜きにして
個人的に「でもちょこっとすきなんだよなぁ・・」と密かにときめく「もの」たちに
印をつけてみようと思い立つ。
その時々の気分で入れ替わりもあるかもしれないけれど、自己紹介的でおもしろいかな、と。
お値段は100円であっても、3万円であっても、更にはもっともっとしても、
これらを「がらくた」と呼んでみる。
「秘蔵」というからには、がらくたでも私にとっては「お値段以上」(どっかのCMか?)
なのだから、高価格帯であってもよいことにした。
可能なものは参考購入価格帯もつけてみたいものだけど、それは追々・・・。

という訳で、日々愉しんでいる酒器の中から「秘蔵のがらくた」を早速引っ張り出してみる。
がらくたに相応しく、お菓子の紙箱にぴったり納まっているのがなかなか愛らしい。

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blog 7473

見ての通り、ぼろぼろの呼継の初期伊万里だ。
がらくたに相応しく、涙ぐましいまでに呼び継いで何とか盃だと主張している。
初期伊万里はたぶん好きだ。ちょっと値の張るものを買ったこともある。
いや実際、初期のなずな手の盃さえ、何故か持っている。
でもこれを最初に見たとき、土を掘ってこんな陶片が出てきたらどんなに素敵だろ
いや、これが陶片のままだったら、もっともっとキレイだろなぁ、とため息が出た。
しかしコイツはこのように盃に仕立てられて目の前に現れたのである。
さて、自称「盃」なのでさっそくこれでお酒をいただくと、これがなかなか使い良い。
湾曲して捨てられた元小皿は、そのせいでなかなかよい具合にお酒が入るのだ。
何より、お酒を注ぐと見込み(小皿だけど)のコバルトの文様や釉薬がきらきらして、
キズやらしみやらも加わって、普通磁器の酒器では味わえない、ユルい気分が
味わえるのであった。
こういうことに味を占めて、ちょっとボロっちいものに手を出すこともままあるけれど、
「ボロ」ければよいというものでもないところが、上手くゆかないところである。

ちなみにこいつは、直し代を含めて2万円以下の価格帯のものである。
「盃になるのは値段がねぇ」とは骨董屋の弁であるが、「いやほんとそんなするんか」
と憎々しく思いながらも、破片の魅力には勝てなかった。
それが今や「秘蔵のがらくた」なのだから、これは出世なのだろうか。

blog 7474
(長径8.2cm 高さ2.5cm)
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