2011/11/28.Mon

お釣り (再興九谷若杉窯色絵角皿)

blog 7854

先日、加賀地方を漫遊して九谷焼のお勉強@をしてきたけれど、
普段あまり見ない再興九谷の諸窯の作品を見比べるのはなかなか愉しかった。
見比べると吉田屋の評価が高いのはさもありなん、とは思ったけれど、
でも、例えば松山とか宮本とか、それぞれに特色があって、九谷の奥深さを堪能できた。

さて、そんなこんなの日々、大きく直しのある小皿を手に入れた。
blog 7865
(9cm四方)

若杉窯の小皿である。いわゆる若杉の伊万里写しと呼ばれるテのようである。
鮮烈な赤絵と紫陽花の水色が愛らしい。縁は何故かレモン色である。

お釣りがくるとはこのことだ。
お勉強してゴキゲンになっていたら、気になるものに偶然出会ってしまったのだ。
(なんとか通り過ぎようと思ったけれど、できなかった・・・また撃沈。)
実は小松の博物館に、こんな感じの色絵小皿が二十枚ぐらい絵替りで並んでいて、
その愛らしさに陳列台を覗き込み、「いいなァ、一枚ぐらい分けてほしいなァ」と
長いことしがみついていたのである。
そんな訳でこれを見て、うれしいんだかとほほなんだか分からない心境で
固まる私なのであった。

お店のお兄ちゃんはやっぱり北陸の業者さんで、小松の絵替りの小皿の話を
したら、「あぁ、あれね!あれがもし市で出たら、ボクもきっと売らずに
自分のものにしてしまうなぁ。」と意気投合。
どうしたものか困り果てている私に、お値段の助け舟を出してくれた。

さすが「本多貞吉磁器焼成200年」と銘打って再興九谷展を開くほどの
加賀の地である。九谷の文化は今も脈々と引き継がれているのであった。
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