2011/12/05.Mon

物質感 (瀬戸白磁オブジェ)

「ん~ビミョー。。」友人に見せると即座にそう言われた。
ううむ、やはり近頃少々遊びが過ぎるのか?

昨日東寺のがらくた市から連れ帰った。
最近どうもますます、真に「がらくた」への投入度が増しているようである。

自分が良いなと思う'カンジ'と市でのお値段を天秤にかけて、
あぁこれって愉しいなぁ・・・などと思うのは、巷の市の愉しみ方の
ひとつである。(たまの掘り出し狙いなんかもそりゃよいけれど。)
思いもよらないものに自分が反応したりするのを遊んでみるワケだ。
blog 7887
(高さ 約12.5cm)

しかし、それがまさかバンビであろうとは我ながらびっくりなのである。

骨董市を覗いていると、よく戦後あたりの瀬戸白磁のデッドストック品に遭遇する。
カップ類であったり、何の用途か分からない、円筒や方形のものであったり、
いかにも瀬戸の、つるつるしてちょっと透けたガラス質のような感じの白磁で、
伊万里と違って味も素っ気もないのだけれど、それが逆に時代感だったりするものだ。

そういうものを横目で見ながら、「戦後の瀬戸白磁」のものをひとつぐらい
いじってみたいなぁ、などと思い、時々用途不明の白磁の塊りなんかを
手に取ったりもしていたけれど、なかなかピンとくるものがない。
そんなこんなのなか、こいつがカゴの中に転がっていたのであった。

いやほんと、まさかバンビとは!・・・でも、可愛いからってわけでもない。
バンビのおおきくひらいた耳とか、反った背中や突っ張った四肢とか・・・
凹凸のある造形が、私の中の「つるつるの瀬戸白磁」の物質感にリンクするのだよ。
そんな訳で、こういう時は手許に置いて、じっくりつきあってみるのが大事なことで、
ウチの白タイルの昭和なお手洗いのオブジェにいいかも、などと考えつつ、
人に笑われてもメゲない一日なのであった。


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