2011/12/19.Mon

小さきものに (再興九谷吉田屋椿文豆皿)

あぁ・・・やっちゃった、
やばいかもなぁ・・・と思いつつも、やりたいことを優先していたら、
予備のエネルギーも使い切ってしまったようで、久しぶりに「鬱」なのである。。
今はもう、2,3日辛抱すればちゃんと元に戻るので、以前のような恐ろしい
不安はないけれど、それでもすっかり暗黒帝国を彷徨って2日目である。

昨日はろくでもない考えを追い出すためにも、年代不詳の品々などの
時代考証なんかを一生懸命してみたりした。
(私のお気に入りの品は、ちょっと王道を外れたものが多いので、時代や産地について
よく首をかしげられることが多いのだが、よぉっく観察すると、それなりにヒントは
あるので、そんなことをあれこれ考える。)

しかし冷静を装うのにも限界があり、今日はすっかりしょんぼりしてしまった。
ということで、小さくて愛らしいものに少しだけ助けてもらうことに・・・
(真に鬱帝国を彷徨っていた時代は、それすらできなかったけれど。)

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(直径7.4cm)

それ自体が椿の花びらみたいにひらりと小さな吉田屋の豆皿
ちゃんと蕾のところに吉田屋の青が利いているのが、やるなぁ♪という感じ。
吉田屋には土っぽい素地と磁器質の素地があって、私はどちらも好きだけれど、
これはあの、なんともいえない綺麗な白い石のような磁器質のほうで、
塗埋手でありながら、縁にその綺麗な素地を塗り残しているところも気に入っていて。
それでね、その素地の魅力をたっぷり楽しめるのが・・・

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この裏面なのである。
正直言って、この皿裏にやられたといってもいいぐらいなのだ。
器の裏を鑑賞するというのは、他に例を見ない日本人の怪しい性癖であるけれど、
吸い付くようにしっとりした素地と可愛い文様が、こんな小さな皿裏に
こっそりかくれているなんて、あまりに奥ゆかしいというものである。
いやもう、豊田伝右衛門万歳!!って感じ。

という訳で、今はこの、小石のように美しい豆皿が、暗黒帝国脱出のために
どうかそこで光り輝いていてくれますように、と小さくお願いしてみるのである。

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