2012/01/03.Tue

迎春気分 (九谷赤絵牡丹獅子文八角皿)

新年にさしたる用もなく、ぶらぶらと買い物に出かけるのは楽しいものだ。
百貨店などで福袋が飛ぶように売れるのも、そんな気分からのものだろうか。
福袋はずいぶん前に買ったことがあるけれど、「お楽しみ」的気分は満喫できるものの、
これが欲しいと思った訳でもないものをおトクに手に入れても、そんなにはうれしく
ないものだなぁ・・・と、なんとなくザンネンに思ってやめてしまった。
それからは、靴下ばっかり千円福袋・・・みたいなかな~り実用的なものを
極くたまに買ったことがあるぐらいの、全く夢のないヤツである。
夢がないと言えば元も子もないけれど、千円あれば骨董市でちょっと遊べるとか、
ましてや万札の福袋なんぞ買うのなら、もっと別に欲しい「モノ」があるとか、
若い頃と比べると、自分にとって楽しいことがより具体的になったということだ。

そういう訳で、新年も「百貨店で福袋」ではなくて、「骨董市やアンティークフェア
でがらくた漁り」を楽しむのであった。

さて、元旦のガラクタ市でのんちゃんが見つけたのは九谷の小皿。

blog 8034

そういえば赤絵細描の小皿って意外と持っていないなぁ、と思って見る。
blog 8033
(12.3cm)

そうして見ると、この小皿は赤絵細描のなかでもなかなか出来が良いようで、
使われている色などを見ると、廃窯した宮本屋の流れを汲むものではないかと
思うのだけど、どうだろう。(裏銘は「九谷造」なのでおそらく明治期のものだ。)

赤絵金彩は今の生活には馴染みにくいものだろうけど、迎春気分にはぴったりで、
獅子というのもお正月向きかもしれない。(牡丹は冬牡丹ということにする。)
これで上品なお菓子をいただいたり、肴を載せてお酒をいただいたりすれば、
さぞかしお正月気分も盛り上がるに違いない♪
とまぁいつものように妄想すると、上機嫌でふたり分を手に入れたのだった。

おまけ・・・いちまい持っていた赤絵細描の小皿もやっぱり可愛い獅子だった♪
blog 8035
(11.3cm)
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ものたち | Comments(3) | Trackback(0)
Comment
No title
この獅子牡丹図の六角小皿は宮本屋窯にもあります。
九谷焼百話ブロクにもありますし、加賀市美術館、飯田屋八郎展図録にも掲載されています。宮本屋窯と認識されないところがすごいです。ご指摘のとおり、後時代の写しものです。素地も若く、本歌より少しサイズが大きいです。
isamuisamu2さんへ
こんばんは、コメントくださってありがとうございます。
詳しい情報、とても参考になりました。
この柄はやはり本歌のある小皿なんですね。
(九谷焼百話ブログは時折拝見していたのに!!)

展覧会などで見る本歌はやっぱり素晴らしいですね。
買うことも含めて本歌に接することは大事だと思います。
できれば本歌でお菓子をいただきたいところです♪
こういう写し物も案外まじめなものもあるので、
個人的には器としてはあってもいいのかなと思っています。
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