2012/01/21.Sat

時間 (常山作 常滑朱泥急須)

blog 8129

ダメだなぁ・・・と思うことがあったりで、ちょっとしょんぼりしながら
身の回りを眺める。

時計みたいだなぁ・・・と上から見て思う。
毎日のおつきあいなのも時計みたい。
blog 8128
(胴体直径8.3cm)

お茶のための道具を骨董で探し始めた頃、観光地の小さな骨董屋さんでみつけた。
値段を聞くと、300円と言う。
実際のところ、その時は恐ろしいほど煤ぼけていて値段などありそうになかったのだけど、
よく見ると端整な姿だったので、300円なら・・・と勇気を奮って連れ帰った。
勇気を奮わないと使えないほどの汚れであったのを、帰って磨きに磨きまくった。
「素焼きの急須」ぐらいに思っていたのが、磨いてようやく常滑の朱泥だと気づくほどで、
そうして見ると「常山」の銘がある。
三代常山が人間国宝になる前だったので、当時は「ふぅん、銘のあるものだったんだ」
と一寸うれしく思ったぐらいのものである。
(何代の常山なのか分からないのだけど、当初の汚れ具合からすると相当昔のものに思える。)

それから面白そうな急須を見つけると、ちょこちょこ集めてみたりしたけれど、
今もこれを使うことが一番多い。
秦秀雄さんご推奨の万古の急須とか、欲しいなと思うものもない訳ではないけれど、
手持ちの中では一番用に徹していて、気負いなく使えるからか手が伸びる。

考えてみれば、もう随分長い時間を一緒に過ごしているものである。
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