2012/02/03.Fri

氷点下 (和ガラスインク壺)

節分の今日、お昼を過ぎても日陰のバケツに張った氷が融けきらない。
こんなに寒い冬は久しぶりのように思う。
(これは夏は夏で猛暑になる、というのが母の言い分である。)
実家にいた頃、真冬は日中も氷点下であることが当たり前であったので、
0℃以上のときは、「今日は『プラス』の2℃だね」というように、
わざわざ『プラスの』と言う必要があった。恐ろしいことである。
そんなところで育った私なのであるが、関西の冬の薄ら寒い感じも結構堪える。
昭和な我が家の中が寒いせいである。
昼間などはお日様の照っている外のほうが暖かいような気がする。。

バケツの氷を陽にかざしてみながら、実家の軒下で陽射しに輝いていた
つららのことを思い出す。
ぽきんと折って陽にかざしたり、チャンバラのように当てっこしたり、
ときには舐めてみたりもした。
そんなことを思い出しながら、あぁそういえば、と・・・。

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先日、蚤の市でみつけた和ガラスのインク壺。
蓋がなかったのは残念だけれど、そのぶんずっとお買い得であったので、
欲張ってふたっつ、いくつかあった中からお好みのものを選んだ。
(ひとつは欠けがあったけれど、美味しそうなガラスであったので勉強してもらい連れ帰る。)
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(長径8.8cmと9.1cm)

もちろん蓋はあるに越したことはないし、そういうのを見たこともあるのだけれど、
なんというかそれは、和硝子という物質そのものへの欲求なのである。
微かに鈍く光って揺らいでいるものをみつけると、ただ手許に置いて撫でてみたり、
陽にかざしてみたりしたいと思うのだ。
つららのことを思い出したとき、こういうものへの欲求はあのときのつららの思い出に
あるのか、いやあのときも今もただ同じように、こういうものに見とれているだけなのか、
そういうことを考えた。

大人になって腑に落ちる美しいものも確かにあると思うのだけれど、
子供がつららを折ったり石を拾ったりするように骨董を拾うのは、あんがい難しい。

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(裏も魅力的♪・・・ブラックライトでうっすら光るのも何故かうれしい、怪しい奴である^^)
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