2012/04/14.Sat

渇望して

昨日巻物の豆皿を出したけれど、実は先日血迷ってちょこっと軸なぞ手に入れた。
おとなしくしとこうと思っているときに限って、「そ、その手があったか」みたいなものに遭遇する。
煩悩である。
しかし考えてみれば巻物のお宝度というのは、現代ではちょっと想像が及ばない世界である。
文字も図像も伝えていくにはほぼ紙に書くしかなかったのであるからね。
そりゃあきっと、金にも勝るお宝だったに違いない。

さて、ストレスが溜まっているせいなのかは知らないけれど、
このところ、猛烈に絵に対する欲求が強いのであった。
という訳で、今日は恐ろしく混雑しているであろう、京都は岡崎界隈へ出陣することに。
行きの電車からして混雑で、着くまでにすでにお疲れであった。
まずは久しぶりに星野画廊さんに寄り、静かに絵を見せていただく。
(相変わらず上客と言えないところが、申し訳ない次第である。)
山崎書店さんにも寄り、目ぼしい古書が無いかもチェックしてみる。

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あぁ・・・春が流れてゆく。。

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んで、見たのはこちら・・・

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大正末期から昭和初期にかけて活躍した村山知義の展覧会(京都国立近代美術館)。
村山知義に・・・というよりその時代に興味のある私なのである。
しかし・・・見始めて気づいた、自分が異様なまでに疲れているという事実!!
確かに今朝目が覚めたときからそうは思ったけれど・・・。
絵に対する欲求とは裏腹に、どうやらエネルギーは星野画廊での鑑賞までが限界なのだった。
立ったまま意識を失って倒れるかと思ったよ・・・ああ、何しに来たんだ、私!
仕方なく4Fに上がり、ひとまずちょっと座って休憩。
そうすると、根がいやしいのでちょっとだけでも常設展示を見てみようかと・・・。
こっちは少々意識が戻ったので、「没後40年三上誠特集」とか、
「村山知義と同時代の日本の「前衛」」などの展示をみることができた。
玉村方久斗や恩地孝四郎のほかに、三岸好太郎の『蝶と貝殻』から、
「海と射光」「旅愁」「貝殻」が出ていたのがちょびっとうれしく、ここでようやく
喉の渇きが癒されたような気持ちになるのだった。
そうそう、意識が戻ったのは何より村上華岳の「妓女舞踊図」を見たからで、
あの、「日高河清姫図」を髣髴させるムードを漂わせていて、あぁ大正浪漫なのであった。
向こうのものもオディロン・ルドンの2作とか、意識朦朧の中で見るのはなかなか面白く。

帰りに甘いものを補填してなんとか家までたどり着けたのであったが、
絵への渇望はどうやら満たされた気がする。
だけどなんだか今日一日、まるで夢遊病のように意識が定かじゃないのだけれど。。
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