2012/05/12.Sat

大和撫子 (京焼色絵撫子文振出)

ちっちゃなお道具にヨワい。
なので身の程をわきまえず、香合なんかに手を出したりする。
そんな訳で、茶箱・茶籠などときたら、もう、お子様にとってのオモチャの缶詰みたいなものだ。
(美味しいお茶も点てられないくせに、ほんとに身の程知らず・・・。)

以前、これはツボだ♪という茶箱を手に入れた。
箱も棗も古びて愛らしく、何より茶碗に魅せられた。
実はそれまであまりお好みとは思っていなかった古萩で、
その茶碗を見て、唐津ではない、古萩というものの魅力が初めて分かった気がした。
さて、その茶箱はまだ完成しているとは言えず、茶巾筒とか振り出しとか、
いろいろ妄想は重ねたのだけど、横着者にはなかなかよい出会いが無い。
あの冷え寂びたような、でも不思議と女性の持ち物でもよいような古萩に合う、
そういう道具組みをなんとかしてみたいのだけれど。

そんな中、先日の宋胡録の豆香合、あれが組まれていた茶籠に遭遇したのだった。
なんということか、それはまさにこんな風に組めたら、と夢見た道具組みなのである。
お道具はこれ見よがしではないけれど十分吟味されて遊びもあり、裂は茶系でまとめられ、
網袋と袱紗は紫で・・・こりゃきっと、相当好い男の持ち物だったに違いない♪
茶碗は激渋い唐津で、ううむ・・・これでのんちゃんに一服進呈せねば!と妄想するに
十分ではないか。
それにしても参ったのは、そこに登場する小物たちが古萩で妄想したイメージそのまま
だということなのだった。
こうなると、古萩をどうしてあげれば良いのかさっぱり分からない。
開き直って、籠と箱で時に応じて小物を行き来させようかと思って入れてみると
結構良いので、ずるいけれどももうこれで完成ということにしてしまおうかとも思う。
うーん、ここは資金力も乏しいことでもあるし、もうしばらくこの貧相な想像力を鍛えてから、
これはという道具組みにチャレンジするべきであろうか。

長々書いてみて、我ながら茶籠の妄想力に驚く次第である。
さすがに妄想の産物をUpするのははばかられるので・・・

blog 8506

これはそのお道具に追加された振り出しである。
菓子入れは青磁の好いのが入っているのだが、籠に隙間があったので追加した
との道具屋の主の弁。全体のトーンよりかは少し若いかもしれない。
色絵の入らない道具組みに足された、京焼の中では控えめな色味のこれは、
激渋唐津男への大和撫子からの贈りもののようでちょっと微笑ましい感じ。

実はこれを外せば無理やりもう一碗入りそうで、のんちゃんとふたりの野点なら
撫子姫抜きもありかなぁ・・・とそんなことまで妄想してみるのである。

blog 8508

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