2012/08/25.Sat

掌の染付 (古伊万里染付宝尽文コロ茶碗)

染付にはなぜかいつも慎重である。
その「粋」に見合う対価を払えば、美しいものが手に入るのはありがたいことだけれど、
何故か染付に限ってその勇気がなかなか出ないのはどうしたものか。

随分昔に買ったコロ茶碗である。「コロ茶碗」なるものも知らなかった程なので、
コンニャク印判の猪口を買うよりずっとお手軽に、掌に載せるような愛らしいものが
買えたのが嬉しかったことを覚えている。
(今となればコンニャク印判の猪口より数を見ないような気がするのだけど、実際安かったのだ。)
くらわんかの類になるだろうと思うけれど、焼成の加減で釉薬がソーダのように
水色の泡々で、眺めているだけで満ち足りた気分になったものだ。
形も高台がしっかりとしてなかなか立派、何を飲もうかと当初よりときめいたけれど、
意外な存在感故か、あんまり活用できていない。(甘酒をちょびっと・・・なんて目論んでいるが。)
酒豪なら、日本酒もこれぐらいの器でちょうど良いのかもしれない。
結局のところ、いまだ我が家では、物体として「カワイイ」に甘んじていることである。
でもなぁ・・・こんな個性的な伊万里の小皿なんかあったら喜び勇んで使うんだけどな。
それぐらい、心ときめく「チープ」な染付の小皿というのは見つからない。
貧乏性には困ったことである。(染付チープであるべし、とまでは言わないが。)

blog 8738


これは何かと言われたら、宝尽くしと思われる。
表に隠れ笠、裏に宝珠か描かれている。
こんな吉祥文を描いたものが本当に雑器なのか、じっさいよく分からないな。

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高台にもちょびっと火色がでて、ちょっとばかりときめく♪

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