2012/11/24.Sat

目が泳ぐ (木地隅入角盆)

このまえ、友と有名どころな骨董屋さんに行ったのだけれど、
「可愛いものって行くとこ行けばたくさんあるのね♪」と、目がハートマークな彼女。
そういえば、これまで彼女を巷の市しか誘ったことがなかったのであった。
「いや、骨董市でもろもろの山から自力で必死で探すのも、愉しみなのよ。」
と、苦し紛れに言い訳したけど、でもまぁそれはうそぢゃないですよ。
「もの」を買うのはもちろんうれしいけれど、探す過程も含めてのことなのですからね!

何かめぼしいものはないかなぁ・・・と、露店の台の上をいつものようにきょろきょろ。
「あれっ?」・・・目が留まったのは並べられた「もの」ではなくて、その「下」だった。
(露店では目をあちこちに泳がせねばならない。)
「おじさん、これも売り物???」と指差したのは小さなおなのであった。

010.jpg
(20.8cm × 29.3cm)

大将はこともなげにお値段を仰るのであったが、随分お安い・・・ような気がする。
上に載っていたものたちをよけて、手渡してくれたそのおは隅入の刳り抜きで、
枯れた味わいもなかなかではないか・・・。
「あ、割れがあるのかぁ。。」あまりに枯れてか、木目に沿って二、三本亀裂が走っていた。
それでお安かったのね。
「うーむ、これは枯れを通り越してやつれていると云うべきか?」
でもやっぱりよいお味ではなかろうか。重いものを載せて運ぶのじゃなければ大丈夫だろう。
ちょっと晩酌セットを並べるぐらい、ぜんぜん問題ナシである。

車の中で、コンビニでもらったお手拭きでせっせと磨くと、なかなかの美男子なのであった。

003.jpg

亀裂のところを裏から撮ってみた。
なんだかね、堅焼のおかきのようで、とっても美味しそうだったから♪
<備忘録>

笠岡市立竹喬美術館へ行ってきた。

開館30周年記念 「百花繚乱 国画創作協会の画家たち」

 小野竹喬の作品を中心に、国画創作協会の画家を展示。
 竹喬の戦死した息子、小野春男の「茄子」の展示もあった。
 瑞々しい茄子に、雑草というのか、道端に生えるような草が描かれてて、
 いかにも竹喬のご子息といったささやかな感じがよかった。

 竹喬の中では、波切村の画題で有名な屏風以外にスケッチも出ていて、
 私の持っている波切村のスケッチと同じころの風景で、なんだかうれしかった。
 (もちろん、比べようもなく竹喬のが素晴らしいのであるが。。)
 あんなん欲しいなぁ・・・。
 そのほかでは、野長瀬晩花の「散歩道」は持ち帰って飾りたい愛らしさ。
 お正月には岡本神草の「追羽根」を眺めてみたい、などなど。2013年1月27日迄。

ザ・大阪ベストアート展へも駆け込みで・・・。明日(12/25)迄。

 人気はやはり佐伯祐三、モディリアーニのようである。
 靉光の「花(アネモネ)」が意外や小中学生に人気なのであった。
 池田遥邨の「雪の大阪」を愉しく眺める。
 山内愚僊の「朝妻船」をまた見れたのが収穫。

そういや山口晃展も行ったのだった。
恐れ入ったという感じ。馬がバイクだったり、洛中洛外図が邸内図になっているとか、
あちこちこっそりユーモラスに表現されていて奇想天外なのだけれど、
墨の色も美しく、線描にも澱みがなく、そうして伝統と現代を自由自在に行ったり来たり、
圧巻なのであった。美術館「えき」KYOTO、12/2迄。
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