2013/01/08.Tue

お年玉 (再興九谷若杉窯?赤絵菊文皿)

京都高島屋で「魅惑の赤、きらめく金彩 加賀赤絵展」が始まった。
日曜日には赤絵細描の福島武山先生のギャラリートークがあったので
行きたかったのだけれど、すっかり行き倒れて頓挫した。
21日までに行けるかな・・・。
まぁ、いざとなったら4月のお膝元・小松での展示に行くけれどね^^
阪急うめだでは16日から「古九谷再興物語 青手九谷 吉田屋の魅力」展。
こちらは2月16日から加賀で凱旋展。
関西では加賀百万石の華、九谷焼は比較的身近な存在ではあるけれど、
それでも再興九谷の評価が十分浸透しているとはまだまだ言い難い。
そういう意味では、一般の人の眼にも触れる機会の多い百貨店で
このような展覧会が開催されることの意味はとても大きいように思う。

さて、初日行きそびれた私であるが、家で密かに「ひとり赤絵」展なのであった。

20130107 005

新春の市の段ボール箱から救出したよ♪ちょっとしたお年玉!!
これがどうして段ボール箱送りだったのかはナゾなのだけれど、
ありがたく頂戴してきた。
再興九谷の藩窯、若杉窯でいいんじゃないかな、と考えている。
(いちおうこちらの若杉赤絵小皿@と比較してみたけれど違和感はない。)
赤絵細描の八郎手で有名な宮本屋窯の築窯が1832年、若杉窯は
民窯となった明治時代を含めて1805~1875年である。
この赤絵の皿が、八郎手の先駆なのか模倣なのか手元の資料だけでは分からない。
1836年に窯を八幡に移す前の若杉古窯の発掘で、物原から赤絵細描のものも
出ているとあるので、春日山窯や民山窯と並行し、八郎手に先駆けて作られたものなのかな。
八郎手のような華麗で細密な赤絵ではなく、はんなりと、生まれも育ちも良さげな赤の色。
ボディは焼成し切っていない半陶半磁で、なにかしっとりするような、
手に吸い付くような細やかな触感。
見て触れて、個人的にはやっぱり藩窯時代、江戸期のものという印象。。
いつのものでも何かが変わるわけではないのだろうけど、やっぱりちゃんと調べて
そうっとものの声を聞いてあげなくっちゃあ。
(参考文献:石川県立美術館所蔵 九谷名品図録/石川県立美術館)

20130107 007

なめらかなアイボリーのボディに赤のお色・・・目に美味しい♪

20130107 006
(径19.7cm/高さ3.5cmと小深い)

裏は無銘。
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ものたち | Comments(4)
Comment
No title
再興九谷の赤絵って素敵ですね。裏側も。
勉強になりました。

実は、「ひょっとして、我が家にもこれに似たものが有る」と、思って見比べてみましたが、残念ながら全然違って居て、がっかりでした。(笑)
写真を見て頂きた方ですがここには貼り付け出来ませんでした。^^
ココペリ77さんへ
この赤絵のお皿、優しい感じが気に入ってます。
今日展覧会に行ってしっかりお勉強してきました^^
あれこれ素性を妄想するのは愉しいですね。
ココペリ77さんのおうちのもぜひ研究されてはいかがですか♪
No title
ミケアさん、この皿は間違いなく若杉窯です。
この皿を若杉とし識別される、当地の識者でもなかなかできません。
愛らしくひかえ目に咲く2輪の花素晴らしいですね。
地元の愛陶家として絶賛します。

最近ミケアさんのブログに入りました。
よろしくお願い致します。
ご見識がとても素晴らしく楽しく拝見しています。
isamuisamu2さんへ
> ミケアさん、この皿は間違いなく若杉窯です。
> 愛らしくひかえ目に咲く2輪の花素晴らしいですね。
> 地元の愛陶家として絶賛します。

isamuisamu2さん、いつもとても励みになるコメントをありがとうございます!
地元の識者の方に若杉と言っていただけてすごくうれしいです。
本当にがらくたの箱から救出したので、やっとこのお皿も浮かばれるなぁ♪と。
本来なら地元で愛でてもらえればお皿は幸せなのでしょうけれど
ひょんなことで我が家に来てしまったので、
isamuisamu2さんに褒めていただけて、ほっといたしました。
大切に次に引き継いでいきたいです。

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