2013/01/14.Mon

やきもの三昧 (「加賀赤絵」展ほか/九谷庄三色絵草花文膾皿)

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京都高島屋の「加賀赤絵展」やっと行ってきた♪

Ⅰ.中国写から「加賀赤絵」への進化
Ⅱ.華やかな輸出九谷
Ⅲ.近現代作家出現による作風の多様化

のテーマで展示されていて、私の一番のお目当てはⅠで展示されている、
江戸後期から明治初期にかけての再興九谷の赤絵なのである。
中国の呉須赤絵の展示の後、春日山や若杉の写し物で始まり、
すぐに和様の赤絵に転じていく。
小松から、私の大好きな若杉窯の色絵絵替小皿(二十客)がきていた!!
いつ見ても、使うのならどれを選ぼう、と迷ってしまう愛らしさだ。
若杉窯は中国写、伊万里写のように言われがちだけれど、
この二十客のオリジナリティー溢れるデザインは、再興九谷独自の世界、
赤絵細描や青手がいっぱい詰まっていて見飽きない。
欲しいけれどそれは無理なことであるので、ちゃんと図録も買ってきた。
そうそう、図録の売り場に小松市立博物館の図録がいくつか並んでいて、
若杉窯のものもあったので、それも手に入れた。
先日みつけた赤絵の中皿@は若杉で大丈夫っぽく、ああいうのを「柿右衛門手」と
言うそうである。
確かにあの赤絵の優しさは柿右衛門に通ずるものがあるけれど、でもやっぱり
「加賀」らしさが漂っていて、柿右衛門とは違う文化のものって感じがする。
若杉の作品は十分年代特定ができていないのか、残念ながら図録には時代的なことは
書かれていなかった。

さて、展示のほうは、姫九谷と呼ばれるに相応しい小野窯の優しい赤絵や、
赤絵細描の代名詞、宮本窯の八郎手など、とにかく愉しいものばかりだった。
色々と勉強になったこともあって、大満足である。

加賀赤絵展に敬意を表して何か・・・と思って取り出してきたのは・・・。
(前にも一度出したような気もするけれど。)

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これぞ九谷!って感じで、九谷庄三手の膾皿なのであった。
ハレの日にはこのお皿で散らし寿司なんぞパクつきたい、という野望を抱いて
手に入れたものである。
寄るとキラキラできれいですよぉ~。

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ほらねっ♪(うーん、画像ではいまいち宝石のようなキラキラ感が。。)
展覧会に九谷庄三の大徳利が出ていたけれど、桜や水仙の描き方や釉薬など、
なかなかよく似ていて、少なくとも庄三と同時期、同工房内のものではあると思う。

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(14.8cm)

裏銘は「九谷」のみ。(この裏も庄三手として矛盾はないかなと思う。)

帰りはえきKYOTOでやっている「てっさい堂」貴道裕子コレクションを
見てきた!

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豆皿に帯留、ポチ袋のコレクションの展示。
ついつい、ガラスにへばりついて見てしまった!!
小さくても手を抜かず細々と描き込まれた可愛らしいものばかりで、
てっさい堂の貴道裕子さんって、きっとこんな優しい方なのだろうなぁ・・・と
想像しながら帰ってくる。

やきもの三昧な一日であった。

おまけの画像
◆加賀赤絵展の撮影可のコーナーより
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◆てっさい堂コレクション展より
(実物ではなく、外に飾ってあった幕です。)

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ものたち | Comments(2)
Comment
No title
むちゃくちゃ楽しい一日でしたね。高島屋は色々と催し物が有るのですね。

九谷庄三色絵草花文膾皿、目を奪われる美しさですね。
実物はもっと魅力が一杯なのでしょうが・・・

和風の縁取りに色とりどりの花々。良いものを見せて貰いました。
Re: ココペリ778さんへ
> むちゃくちゃ楽しい一日でしたね。高島屋は色々と催し物が有るのですね。

一日でふたつも見れてとてもおトクな気分でした♪
あとは阪急うめだの吉田屋展ですね!

> 九谷庄三色絵草花文膾皿、目を奪われる美しさですね。

いかにも骨董っぽい九谷なので人それぞれで好みはあるかなぁ、と思いますが
この時期の九谷はパワーがあって愉しいです。

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