2013/06/15.Sat

キリマンジャロのストレート (朱塗紅入れ)

キリマンジャロのストレート・・・という響きにうっとりした頃があった。
少女マンガのセリフである。
家の珈琲はインスタントで、喫茶店には当たり前にブレンドしかない世界に
住んでいた頃の話である。。

なんでそんなフレーズを思い出したのか分からないけれど、
ふるいものを買う時も、「キリマンジャロのストレート」とでも言うように、
鮮やかに自分の好みを掬い取ってみたいものである。
慣れれば慣れるほど、経験則に頼ってみたり、既成概念に縛られたり、
ときには欲に溺れたり・・・自分の見たことだけを頼りにするのが難しくなる。
まぁ、そういうすったもんだも含めて面白いのかもしれないけれど。

じゃあ、骨董は孤高の世界なのかというとそれもまたちょっと違う気がする。
ひとりで買っている人でも、骨董屋さんとは価値観を流通させている訳で、
それも愉しみのうちであったりするのではないだろうか。
むしろそういうつながりが自分の価値観を育てる肥やしだったりする。
私の場合、のんちゃんもこの遊びに引きずり込んでしまったので、
私の眼には少なからずのんちゃんの眼も混じっている。
じゃあ純度が下がるのか・・・というと、却って既成概念を破って
くれたりもするので、眼の幅が拡がるように思うのである。
頑固一徹、自分の眼を通せるのもカッコいいけど、私にはそういう緩い
つながりの中で、そぉっとお気に入りを発掘するのがお似合いなのである。

などなどと、寝苦しいので下らないことをぼーっと考えるのであった。

あまり話とは関係ないけれど、明治頃の紅入れということだった。

20130527 011

こういうボロっちいものを時々連れ帰ってしまうのだけれど、
この辺りになると、のんちゃんは「へ、それですかい?
で、何にするん?」というような顔をする。
「そぉだよなぁ・・・」とは思うけれど、まぁなんか、
気安くてボロっちくて、ちょびっと可愛いというのは
へんに魅惑的だったりするのであった。
じぶんひとりの眼だと、けっこう妙なものも買っている訳だけれど、
そういうのは大抵世間様の賛同も得られにくい(笑)。

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(直径4.2cm/高さ4.7cm これ@よりもずっとチビ)
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