2013/07/29.Mon

よそゆき (吹ガラスカットみつ豆コップ)

20130727 007

こんな鮮やかな黄色もあるのだなぁ、と手に取った。
綺麗な姿かたちが目に留まったのだけれど、
見慣れない色硝子に戸惑った。
かざしてみると、ゆるゆると揺らいでいたり、気泡や異物が入ったり、
いつまでも眺めてゐたいような、すこし昔の硝子なのであった。

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みつ豆コップというのだそうだ。
もののほんには、こういうのは喫茶店用に作られた大正期のものとある。
カットの文様をみると、すこし昭和に入っているかもしれない。
デザインも、吹ガラス氷コップが大正ロマンなら、
こちらは昭和モダン(昭和レトロじゃなくってね)とでも言いたいような。

子供だった頃、今とは違ってデパートへ行く時にはよそゆきの服を着た。
それでときには、帰りにパーラーに連れて行ってもらったりもした。
そういうときはちゃあんとお行儀よくしていたっけね。
精いっぱいの背伸びをして、酸っぱいレモンスカッシュなど頼んだものだ。
もう私の時代の喫茶店は、こんな硝子ではなかったのだろうけれど、
それでもこんな佇まいの硝子を眺めていると、ほんのりとあのころの
「よそゆき」の香りがする。

20130727 005
(口径10cm/高さ9cm)
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