2014/04/05.Sat

都の春 (京焼染付桜花文小煎茶碗)

なんだったかな・・・検索すると出てくるのは便利というべきか。
そうそう、「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」である。
山で見る桜の歌は西行かもしれないけれど、市中で今を盛りに咲く桜を見ると、
なんだったかな・・・あの歌、と思い出すのはこれである。
陽春。

20140331 012

冬が来る前に市でみつけた小さな煎茶碗、今を盛りの桜花が描かれていて、
裏側は柳かな・・・それとも笹?、ならばと思い出したのも同じ歌であった。
ではこれは、都の焼物だよなぁ・・・と裏を返すと、亀の印に亭の字、
よぉーっく考えて、もしや和気亀亭かと思ったのだけれど。

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見ると案外凝った造りである。(おじさんに勉強してもらったのは非道であったか。。)
見つけた時はココロが躍った。
というのも、小さな煎茶碗があればなぁ・・・
とまさにそのとき思っていたからである。
雛道具並みのサイズであるが、これがぴったり合いそうな、
そういう煎茶籠のセットに当時ときめいていたのだ。
もちろんそれには既にそれなりの碗もついていたのだが、
お店の人も、茶碗を変えたらもっといい、と言っていたし、
私も見てそう思った。
そんな訳で、あぁきっとこういうものがそうなのかも、
と思った次第なのであった。

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という訳で、見つけていたく感動したものの、
肝心の煎茶籠一式など手許になく、相変わらず妄想激しい三毛庵であった。
一方で、これまで好物は、着実に「現実」へと変えてきている、
やるときはやる三毛庵でもあった。
この春ついに、目出度く煎茶籠様をお迎えすることと相成ったのである。
引き出しからそおっとこの茶碗を取り出してみた。
小さな茶托にのせてみると、、おぉ姿もサイズもぴったりではないか!!
いや、煎茶籠をお迎えするときに合わせてみるのが筋であろうが、
実際のところは、お迎えの決心をしていたわけでは無かったもので。。
いやはや自らの野望を満たす本能のすさまじさに驚いたことである。
・・・
実は、、茶籠も茶碗も自らの意志で勝手に住まいを
選んでいるんじゃなかろうかと、ふと思ったりもするのである。
だって、そう思いたいぐらい、気づけばそうなっている、
そういう三毛庵なのである。

20140331 011
(直径4.5cm、高台径1.8cm前後・・・なので茶托も極小)
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