2014/04/22.Tue

向きのもの (古伊万里葉唐草文猪口)

骨董屋さんに行くとよく困ってしまうことがある。
「何か探しているものがあるの?」と聞かれることで、
「えーっと・・・なんでも」などと、マヌケな返答をしてしまう。
聞いた骨董屋さんも、きっとがっかりしたことだろう。
「どういうものが好きなの?」これならもう少しはましな答えができる。
「やきもの・・・特に日本の」とか「和ガラスかな」とか
「使えるもの、小さめの」とか・・・その時々思い浮かぶことを言う。

ほんとうのことを言うと、「その時々気になるものが好き」なのだけれど・・・。
せっかく骨董屋さんに行ったのだから、もっと楽しく会話したいものであるが、
特定のコレクションをしている訳ではない三毛庵は、希望を伝えるのが
むつかしいのである。
そうなのだけれど、『こういう感じのもの』が好き、っていうものは歴然とあって、
なんとか言語化しようと努力もしてみるのだが、なかなか上手くはゆかない。
そのお店に好みのものがあれば、これのこういうところが好き、
などと具体例で示してみたりもするのであるが。。

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猪口を見れば「蕎麦猪口集めてるの?」とか「古伊万里好きなの?」などと
聞かれる訳であるが、それだけで狼狽えてしまう。
(今思えば、テキトーに返事をすればよいことに気づくのであるが。。)
「いえ、集めてないです」とか「好きなのもそうでないのも」とか
つい、とりつく島もないよーなお返事をしそうになっている。。

そのような三毛庵であるが、このところ何故か「五弁花」づいている。
伊万里の猪口などでお馴染みの五弁花文、である。
(これがついているヤツ、あんがい三毛庵にはなかったのである。)
先日、一生懸命これが描かれた小さなものを見つけ、いじらしいなぁ・・・と
今更ながら古伊万里の魅力と云うものを知ったわけである。

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蕎麦猪口もこういうのが好き!というゼッタイの法則もなく、
キリっとしたもの、ユルいもの、その時々、それぞれの個性に惹かれる。
この猪口は、古伊万里にしてはじっくりとした線で描かれていて、
眺めてその直向きのような面持ちにちょこっと癒されている。
200年以上も昔にこれを描いたひとに、ちょこっとお礼の気持ちを
お伝えしたいものである、などと思ふ。

20140420 018
(直径7.5cm/高さ5.8cm)

こういうのん、葉唐草っていうのだね。
描いてくれてアリガトウ♪
(それにしても、、やっぱり「こんなんが好き」の表現はむつかしい。。)
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